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認知症の検査と早期発見

認知症の検査には長谷川式やMMSEといった認知機能テストが有名です。
これらのテストは、認知症疾患医療センターや、物忘れ外来を持つかかりつけ医などがいる病院で簡単に行う事ができます。
認知機能テストの点数だけで認知症という診断になるわけではなく画像検査や血液検査など様々な角度から統合的に判断して認知症という診断が行われます。
認知機能が低下しているからすなわち認知症というほど簡単なものではありません。認知機能はお酒を飲んでも下がりますし、うつやストレスでも下がります。これは健康な方でも経験があると思います。
つまり、認知症の診断は安易に物忘れが多いとかぼーっとするとかいった事だけではわからず、必ず医師の診断をうける事が重要です。

また、認知症の検査には非常に難しい問題があります。
つまり、本人がうけたくない、受ける必要がないとおもっているということです。そのため、認知症は周囲の見守りの目によって早期発見することが重要になります。

認知症検査が広まらない理由

1)知りたくない、怖い
認知症の方の多くは自分が認知症であるという認識がありません。そのため自ら検査をしようと思うことは稀です。
また、もしかしたらという不安が先行し、根治(完全に治る事)が容易ではないという認知症の特性から怖い、知りたくない、検査したくないという感情が強いのも仕方ないことです。

2)セルフチェックが難しい
普通の病気であれば、痛い、苦しいなど認識ができますし、チェックリストに当てはまる症状があれば、自分で病気の可能性に気づけることもありますが、認知症は認識そのものが無いことが多く誰かにテストをしてもらわない限り、自分で認知症に気づくことは難しく、セルフチェックをしてみようと思う事は稀です。

また、高額ではありますが、脳ドックなどで脳の血管状態や、委縮の度合いを見ることで認知症に関連する脳のリスクを発見することができます。
それ以外にも米国などでは広く活用される認知機能が低下していることを数値化するようなテストなども存在します。

このような認知症検査ではなく、認知機能を定期的に計測するようなテストを継続的に利用することなどで、自分の体調の変化に気づきやすくなり認知症を超早期に発見するのに役に立つかもしれません。

しかし、認知症の検査や認知機能が低下しているかどうか、認知症になりつつあることを調べることよりも、将来、自分が本当に認知症になることを想像してそれまでに、認知症に備えることこそが最も重要です。
認知症を発症したとしても、その後の生活において、自身の意思表示を行い自身の幸福を実現するために行動できることの方が病気を知る事よりも大切な事ではないでしょうか。

なるかならないのか、なりかけているのかは2の次でよい。
認知症になってもよいように準備をしてほしいと思います。
ただし、早期に発見することが必要ないわけでは当然ありません。
早期に認知症が発見できれば、治療薬の早期投与などで認知症の進行や発症は遅延します。

発症、進行が遅延できるということは、自分らしく生きる期間を延長することができるという事です。
認知症に備える行動を行い、その上で、定期的に認知症へ自身が進行をしていないか、脳ドックや認知機能テストなどを活用する早期発見の取り組みは脳を健康に保つ上で非常によい取り組みです。










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