NPO法人オレンジアクトは、認知症の早期対応・備える努力を啓発するボランティアによる団体です

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2015 認知症フレンドリーアワード

認知症フレンドリーアワードは今年1年行われた認知症フレンドリーを普及するための取り組みやサービス、研究などをオレンジアクトが社員、賛助会員、登録ボランティアスタッフなどの声に基づき、投票・集計し表彰する取り組みです。


フレンドリーポリシー

選考基準はオレンジアクトの定める、認知症フレンドリー宣言に沿った活動であることです。オレンジアクトの認知症フレンドリーポリシーは以下の通りです

1. 私は自己についての決定を自分で制御し管理することができます
2. 私は私の要望に対して考えられたサービスのことを知っています
3. 私には自分が生きるために助けとなる援助があります
4. 私には私にとって必要なものを得るための情報やノウハウがあります
5. 私は私が評価・理解を感じ自分の権利が行使できる場所に住んでいます
6. 私は自分が家族、地域社会と市民生活の大切な一部であると自覚しています
7. 私は現在の研究が、今よりもよい希望にあふれた未来を作ることを知っています



一般社団法人 あなたの後見人

<取り組み名>
意思ノート
<サービスの概要>
認知症になる前までに認知症になったときの事を電子的に保存するサービスを提供する中で、無料にて認知症に備えるためのノート「意思ノート」を作成し提供。

<選考理由>
認知症になったとして、その人が意思を失うわけではありません。認知症になっても自分の尊厳を持ち、生きてくうえで認知症に備えることは重要であり、誰もが認知症になる可能性を考え、当たり前に備えておくことはとても重要であると思います。これらの意思ノートを誰でも作り、また任意後見人などのツールを活用して、認知症になっても当たり前に幸せに生活できるようになってもらいたいと願っています。

<受賞者のコメント>
本日は栄誉のある賞を頂いてとても光栄に思っております。私どもの取り組みである意思登録や後見人制度などまだまだ認知度の低いものでありますが、これからも普及に努めてまいりたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。今日はどうもありがとうございました。(表様)





認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ(DFJI)

<取り組み名>
旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント
<サービスの概要>
複雑な現象の中から、起こりやすいパターンに着目し、暗黙知を言語化するパターンランゲージを認知症に適用した、認知症の人がよりよく生きるためのヒントを提供する書籍。

<選考理由>
認知症はよもすれば、その専門職ばかりが対応するような病気としてとらえられますが、この書籍の開発には医師はかかわっておらず、パターンランゲージを学ぶ学生などが手を取り合って作成したものです。誰もが自分でできることで認知症フレンドリーができることを体現したものであり、また、書籍のパターンを活用することで、認知症になったとしてもよりよく生きることを本人、家族、またそれを取り巻く一般の方と考えていくことができるものです。この書籍などのガイドにより認知症をみんなの関心ごととして考えていただくことが広まることを願っています。

<受賞者のコメント>
本日はこのような名誉ある賞を頂きまして誠にありがとうございます。特にDFJIという組織・団体は認知症フレンドリーな社会づくり、街づくりに対して普通の社会人、僕のようなサラリーマン、金子くんのような学生がいろんなセクターを超えて何かできないだろうかということで集まった団体です。
こういうところで出てきた1つのプロジェクトの成果でもあるんですけれども、何よりも認知症フレンドリーに1番理解というかプロでもありますオレンジアクトさんとか高瀬先生のような認知症のいわゆるプロのお医者様とか、また認知症に携わっているボランティアの方々から評価されてこのような大賞を頂いたというのは本当に名誉あることだと思っております。これを励みに、今後とも認知症フレンドリーな社会・街づくりを色々な面から進めていきたいと思っています。本日はありがとうございます。(田中様)

この度は名誉な賞をありがとうございます。先ほど紹介があったように自分たちは福祉とか医療を専門として学んでいない学生で、パターンランゲージという方法論を用いてやっています。今後認知症フレンドリーな社会において専門家ではない学生が関わっていくというのがどんどん増えてくると思います。実際に例として「旅のことば」も表紙のデザインから紙の1枚1枚の色、厚さ、フォント、中のイラスト等、全部学生が手作りで行い、出版という形になりました。今後、これを元に何かが変わっていけばいいなと本当に思っているんですけれど、実際これを読んだからといって認知症の人が治ったりはしないんですね。認知症が良くはならないんですけれど、これが認知症フレンドリーな(社会づくりの)きっかけになると僕は思っています。この度はありがとうございました。(金子様)





プロジェクトチーム ディメンティア

<取り組み名>
認知症サポートロボットとしてのペッパー 「ニンニンPepper」
<サービスの概要>
認知症の人と家族の方の暮らしの中に溶け込み、日々高齢者と寄り添い、対話で笑顔を育む「認知症サポートロボット」の研究と実証実験。

<選考理由>
これからの日本における高齢社会において介護支援のニーズは高まるばかりです。今よりもこれからの認知症の人をとりまく環境がよくなることを信じることが認知症フレンドリーにはかかせないと思います。チームディメンティアはその活動が多業種の思い付きから始まったと聞いています。誰もが自分事として認知症問題を考え、将来を豊かにする取り組みと挑戦について高く評価したものです。実用化まで険しい道のりですが、認知症の人と家族の声を聴き実証実験を繰り返しながら、結果につながっていくことを願っています。

<受賞者のコメント>
本日はこのような賞を頂きましてありがとうございます。プロジェクトチームディメンティアの主なメンバーは獨協医科大学の坂田教授、看護師の武藤さん、IOTのソリューションを作っておられるフューブライト・コミュニケーションズの吉村さん、プログラム関連で宋さん、プロジェクトマネージャーの阿久津さん、私コーディネーターをやらせて頂いている河田といって、このメンバーでやらせていただいております。昨年のアイデアソンまでお互い知らず、認知症に対して課題認識はあるんですけれども、知見のある方と繋がってきちんとしたソリューションを作る場がないということで、初めてアイデアソンに参加しました。1ヶ月か2ヶ月くらいソフトバンクさんのアップチャレンジに出させて頂いて、そこでは評価して頂いて大賞を頂きました。
その大賞の時も評価していただいたのですが、このニンニンPepperというアプリで完成というわけではなくて、介護施設の方とか、オレンジアクトのような団体の方から協力を得て実際の実証を重ねていって、いつか、アプリという形ではなく、認知症高齢社会のインフラの1つとして根付いていけばいいなと考えております。これからも1年間支援いただけるということで、これからも皆さんと一緒に活動していければと思っていますので、よろしくお願い致します。(河田様)





NPO法人 認知症フレンドシップクラブ


<取り組み名>
RUN伴2015

<サービスの概要>
認知症の人や家族、支援者、一般の人が少しずつリレーをしながら、1つのタスキをつなぎ、ゴールを目指すイベント。2015年は北海道から九州までのタスキをつないでいます。


<選考理由>
認知症の人と家族だけではなく、一般の普通の人も当たり前のようにないまぜにして行うことは、認知症フレンドリーの基本的な心を表すものです。このような取り組みから認知症は当たり前の事であり、特別なことではないということが広まること、そして将来においてはこのようなイベントが特別なものではなく、認知症という名前すらつかなくなることを願っています。

樋口 直美


<取り組み名>
書籍出版と公演活動
(私の脳で起こったこと レビー小体型認知症からの復活)
<サービスの概要>
認知症における病気の1つ「レビー小体型認知症」の当事者。当事者として認知症であることを広く公開し、認知症とともに生きていく姿勢を多くの講演などで示されている。


<選考理由>
現在の認知症の当事者を取り巻く環境は決して素晴らしいとはいえません。その中で認知症は当たり前のことであり、隠すことではないとし、自らの病状、体験を広く公開し、社会への変化を目指す、勇気とその姿勢は称賛されるべきこと思います。そして、近い未来においては、誰もが樋口さんのように当たり前に自分の事を話せる社会がおとずれ、それらの活動や行動が注目されなくなることを願っています。



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